声優養成所の試験ってどんなことするの?
今回はそんな疑問、声優養成所の試験について説明していきます。
声優養成所は入所試験があります。試験内容は各養成所によって変わってきます。
ですが、どの養成所も大きく3つの試験内容に分けられます。
試験内容
①面接
②実技
③筆記試験
主にこの3つの試験内容になります。
青二塾などの特殊な養成所は体を使ったエチュードやパントマイムが試験に盛り込まれています。
面接
面接も養成所によって形態が変わってきます。個別面接もあれば、複数人で行う複数面接と色々あります。入所人数が多いほど試験官を1人に対して、受験生数人のパターンが多いです。
・試験官①人に対して、受験生①人
・試験官①人に対して、受験生数人(⑤・⑥人)
・試験官数人(②・③人)に対して、受験生1人
・試験官数人(②・③人)に対して、受験生数人(⑤・⑥人)
面接で聞かれること
面接では自己PRや試験を受ける前に書いた志望書の内容を元に質問されます。例えば・・・
何故うちの養成所を選んだのか、部活はしているのか、保護者の方は試験のことは知っているのか、趣味は何か、自分の特技や自慢できることは何か
など様々です。
面接対策
・事前に志望動機・自分が声優を目指す理由をわかりやすいように文章を作っておく
・志望書を真剣に書く(嘘のことを書くと面接時につじつまが合わなくなる)
・何か特技や得意なことを持っておく(歌、モノマネ、体が柔らかいなど、わかりやすい物が良い)
・目指している声優を決める(その人のどんな所が好きか、尊敬するのかなど)
・今後どのような声優を目指して行きたいかを決めておく
(例えば、歌って踊れる、舞台でも活躍できる、テレビでも活躍したい、など)
実技
①セリフ読み
②朗読
③ナレーション
実技試験では、この3つの実技に分かれます。養成所によっては、セリフ読みとナレーションだけとか、セリフ読みと朗読だけとか色々です。
実技対策
①セリフ読み
・滑舌練習をする
滑舌は良いに越したことはないので、日頃から外郎売や早口言葉などで鍛えましょう。
・普段から文章を音読するようにする
普段から音読する癖をつけることによって、初見の文章も読めるようにしましょう。また普段言い慣れていない難しい言葉も読みようすれば音読能力は上がります。(新聞・外郎売・シェイクスピアの作品など)
②ナレーション
・テレビのナレーションを聞く
普段聞き逃しがちなテレビのナレーション、そこには高い技術があります。聞くだけでも間の取り方、アクセント、抑揚など勉強になることがたくさんあるので聞きましょう。
・文章を時間を測って音読して時間の感覚を持つ
新聞の文章を30秒間計りながら読んでみて、自分は30秒で何文字読めるかなどを把握して、時間指定された場合でも対応できるようにしましょう。
③朗読
・短い物でいいので詩や本を音読する。
まずは声を出して物語を読む。オススメは宮沢賢治の作品。
・プロの朗読CDを聞く
プロの物を聞いて自分と何が違うのか比較するのが良いです。まずは自分で読んだものを録音して、プロの読んだものと比較しましょう。
・プロの朗読CDを流しながら、一緒に朗読する
これをするだけでも、かなり間の取り方や話のテンポの作り方は上手くなります。
筆記試験
筆記試験が行われる養成所は限られます。しかし文章読解力や漢字の読み書きは役者をして必要なので普段からやっておいて損はないのでやりましょう。
実際に僕が受けた入所試験(日本ナレーション演技研究所)を参考に説明していきたいと思います。
試験内容
・中学・高校レベルの問題
言葉の対義語、本の作者は誰、漢字の読み方など中学・高校レベルの問題が出ました。
・小作文
4行程度の作文。テーマは試験ごとに違います。僕が受けた時は『今の自分』『これからの自分』『自分の好きなところ、嫌いなところ』だったと思います(汗)
筆記試験対策
学生の方なら普段の授業を受けていたら分かる問題なので、しっかり国語の授業を受けましょう。
社会人の方は普段から新聞を読んだり、読書をして漢字が読めるようにしましょう。
また、小作文は日記やブログでもいいので普段から自分の考えたことを文字にすることをして文章能力を身に着けていきましょう。
最後に
各養成所の試験内容はネットに詳しく載ってたりもするので、プラスα調べておくのが良いです。
以上、ご拝読ありがとうございました!
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