四国88ヶ所お遍路 〜はじめました〜

どうも、だんだんです!今回の記事は四国88ヶ所お遍路についての記事になります。

日本人なら1度は聞いたことがある四国88ヶ所お遍路!しかし、実際に回った事がある人は少ないと思います。

実は先日、37日間かけて歩きで四国お遍路をしてきました!!僕の生涯やりたい事の1つが叶いました!!

感想は一言で言いますと・・・

めちゃくちゃ楽しかったし良い経験になりました

この四国お遍路、めちゃくちゃ皆さんにオススメしたいと思い記事を書きました!笑

そこで今回は四国88ヶ所お遍路の回り方について解説して行きたいと思います。

四国88ヵ所お遍路とは

真言宗の開祖である空海(弘法大師)にゆかりがある四国の寺を巡っていく旅のことです。

総距離は約1200kmあり、寺の数は徳島県23件、愛媛県26件、香川県16件、徳島県23件、

全て合わせて88件です。全てのお寺を回り終わると頭の煩悩が消え願いが叶うと言われています。

昔は宗教的な意味合いや懺悔の目的で回るのが多かったですが、最近では観光や旅の目的で回る人が多いです。

詳しい歴史はこちら→四国88ヶ所Wikipedia

回り方・移動手段

お遍路には様々な回り方・移動手段があります。回り方・移動手段は、お遍路をされる方の健康状態や目的など十人十色と変わってきます。

まずは、基本的な回り方について説明します。

回り方

  • 『通し打ち』1度のお遍路で88ヶ所全部のお寺を回ること。
  • 『区切り打ち』何回かに分けてお寺を回ること。例えば1月は1番〜20番のお寺、2月は21番〜40番のお寺・・・みたいな感じに期間を分けて回ることです。
  • 『一国参り』県ごとに分けて回ること。区切り打ちの札所番号で分けるのとは少し違います。今回のお遍路は徳島県のお寺を回って、次は高知県のお寺を回って・・・と言う感じにお遍路の回数を4回に分けて、県ごとに回っていく方法です。
  • 『乱れ打ち』順番にこだわらずお寺を回ること。順番にこだわらず自分の行きたいお寺を点々と回る回り方です。計画は自分次第なので、そのお寺のイベントなどに合わせて参拝をする事が出来ます。
  • 『順打ち』札所番号順にお寺をを順番通りに回ること。1番札所、2番札所と徳島県から順番に回ります。
  • 『逆打ち』札所を逆の順番で寺を回ること。88番札所、87番札所と言うように逆の札所から回る回り方です。

以上が基本的な回り方です。

また回り方を組み合わせたりします。例えば『通し打ちの順打ち』『乱れ打ちの区切り打ち』『逆打ちの区切り打ち』など色々です。

※四国お遍路では「打つ」=「回る」と言う意味です。

移動手段と達成日数 

お遍路には様々な交通手段があります。大きく分けて徒歩、自転車、車・バイク、ツアーバスなどがあります。移動手段によって達成日数、費用も変わってきます。

下記に通し打ちをした場合の移動手段の大まかな日数と費用を書いています。

日数費用難易度(5段階評価)
徒歩30日〜50日25〜50万★★★★★
自転車15日〜20日10〜20万★★★
車・バイク5日〜10日8〜15万★★
ツアーバス10日〜12日25〜30万

お遍路は回る人の回り方によって日数、費用が変わってきますのでこの金額!と断言できません。

次に各お遍路の良いこと・大変なことを紹介して行きます。

歩きお遍路 (元祖お遍路にして1番大変!)

自分の足で歩いて88ヶ所を回る方法になります。年齢層は20代〜60代と幅広いです。中でも20代と60代は多いです。20代の場合はバックパッカー、大学生、会社を辞めた機会に来る方が多いです。60代の方は定年退職を機に来られる方が多いです。

自分の足で時間をかけて回るということは、それだけ日数も増えるので滞在費・生活費なども増えます。なので、お遍路の中でも歩きお遍路はお金がかかると言われています。

良いとこ

①お遍路を1番体験できる
②達成感が大きい
③自分のペースで進める

①お遍路を1番体験できる

歩きなので他のお遍路よりも景色をゆっくりと見ることが出来ます。歩きお遍路には別の呼び名があります、それは「贅沢お遍路」という呼び方です。お金がかかることや歩くことにより健康にもなれるからです。また空海が歩いた遍路道を自分も歩けることも魅力でもあります。

②達成感が大きい

歩きで体力的・精神的にも大変ですが、お遍路が終わった後の達成感は他のお遍路よりも高いです。

③自分のペースで進める

歩きお遍路は自動車お遍路、ツアーでのお遍路と違い自分のペースで回ることができます。なので寄りたいところがあれば、すぐに寄ることも出来ます。


大変なこと

①費用がかかる
②長期休暇が必要
③体力的・精神的にハード

①費用がかかる

自分の足で時間をかけて回るので、それだけ日数も増え、滞在費・生活費など増えます。なので普通に回ると、お遍路の中でも1番お金がかかると言われています。

②長期休暇が必要

歩きお遍路は自分の足で何日もかけて88ヶ所のお寺を巡ります。なので長期休暇を取れる人、まとまった休日が取れないと難しいです。また、先ほど紹介した「区切り打ち」「一国打ち」だと長期休暇は取らなくていいですが、四国までに行く交通費などが増えていくので出費が多くなってしまいます。

③体力的・精神的にハード

1200kmもの長い距離を歩くので体力的・精神的にもハードです。またお寺によっては標高800mもの山も登らないといけないので、かなり体力が必要になっていきます。

自転車お遍路 (快適そうで、意外と大変!)

自転車で88ヶ所をする方法になります。自然豊かな四国を軽快に走ることは気持ちがいいです。特に高知県を走る際は太平洋を眺めながら走るので爽快に走ることが出来ます。最近ではロードバイクなどに乗る方が増えてきたので今後人口が増えてくるお遍路だと思います。
 
良いこと
 
①機動力がある
②荷物を乗せれる
③自分のペースで進める

①機動力がある

自転車なので機動力があります。歩きお遍路ですと1日平均30km歩くのですが、自転車だと1日平均80kmと倍の距離を走ることが出来ます。

②荷物を乗せれる

自転車のサイドに荷物を乗せることが出来ます。歩きお遍路のように荷物背負わないので、肩と腰への負担が少ないです。

③自分のペースで進める

自転車なので自分のペースで進むことが出来ます。歩き遍路と同様に好きなタイミングで好きなところに立ち寄ることが出来ます。


①体力的・精神的にもハード
②性能がいい自転車が必要
③交通事故・故障に注意

①体力的・精神的にもハード

自転車とはいえ自力で88ヶ所を巡るので体力的・精神的にもハードです。道によっては歩きより大変や所もあります。

②性能がいい自転車が必要

市販のママチャリでも歩きより楽ですが、性能がいい自転車じゃないと大変です。

③交通事故・故障に注意

車両になるので車やバイクと同じ道を通らなければなりません。歩き遍路よりも道路での危険度がかなり上がります。また、場所によっては道路がガタガタな所もあるので、パンクやその他の故障も起きてしまします。

車・バイクお遍路 (ザ・文明の力!昔の人も羨む快適さ)

車やバイクなど自動車を使いお遍路をします。どのお遍路よりも取っ付き易くこのお遍路をされる方が一番多いです。早い人だっと5日で88ヶ所回ることが出来ます。ゴールデンウィークやシルバーウィークなどの長期休みに挑戦するのがオススメです。

良いこと

①旅が快適
②コスパが良い
③体力を使わないでいい

①旅が快適

車やバイクなのでお遍路が快適です。荷物を持たずにお遍路をすることが出来ます。お遍路の途中にお土産を買いたくなっても気軽に買えます。また車であれば雨の日も濡れることなく移動でき、風邪を引く心配もありません。

②コスパが良い

お遍路の中で1番コスパがいいです。宿泊日数も少ないので宿泊費・食費を使わなくても良いです。また、宿泊なども車中泊やキャンプなどをすれば、格段に出費を抑えることが出来ます。

③どんな人でも回れる

足腰が悪い方でも車やバイクであれば、歩きや自転車より身体の負担が少なく回れます。


大変なこと

①景色が楽しめない
②交通事故に注意
③道に迷う
①景色を楽しめない
運転に集中しないといけないので他のお遍路より四国の景色を楽しむ余裕がありません。
②交通事故に注意
自動車で慣れない土地を運転するので事故の確率が上がります。また四国の道は場所によっては道幅が狭い所を通らなければならないので危険です。
③道に迷う
ナビがあっても初心者は絶対迷います。それほど四国の道は過酷です。山の中など電波が届かない所やナビの地図にない道に入ってしまうことがあるので、初めての方は紙の地図を買うことをお勧めします。

観光ツアーお遍路 (お年寄りから若い子まで利用する!)

観光会社のツアーに参加してお遍路する方法です。年齢層はお年寄りの方が多いです。みんなでワイワイしながら楽しくお遍路を出来ます。バス以外にもタクシーを使った少人数のお遍路ツアーがあるそうです。色々とプランがあるので自分に合ったプランを選ぶのがいいです。また最近の事情としてはコロナの影響で現在ツアーの数が少なっているそうです。

良いこと

①運転しなくていい
②宿泊予約をしなくてもいい
③ガイドさんがいる

①運転しなくて良い

ツアーなので運転をしなくてもいいのが嬉しいです。運転しなくていいので、移動中は外の景色を眺めたり、寝てみたり自由に出来ます。

②宿泊の予約をしなくてもいい

ツアーなので泊まる場所を探したり予約したりと手間が省けます。

③ガイドさんがいる

ツアーなのでお遍路専属のガイドさんが必ずいます。お寺の歴史やお遍路の作法など色々と教えてくれます。


大変なこと

①費用が高い
②スケジュールが決まっている
③他人と一緒
①費用が高い
宿泊予約からご飯の準備など人件費がかかっているのでお金が必要になります。他のお遍路ならマネーコントロールは自分自身ですが、ツアーに入っているのでコントロール出来ません。
②スケジュールが決まっている
ツアーなので団体行動で移動しなければなりません。自分が個人的に行きたい所があっても、我慢しなければなりません。
③他人と一緒
ツアーなので他のツアー客と一緒にお遍路をしなければなりません。人見知りの方や個人で静かに回りたい方は大変です。

最後に

今回僕が選んだお遍路は野宿を挟みながらの歩きお遍路でした。出発前は準備をしたつもりでしたが、いざお遍路が始まるとトラブルの連続でした。これからお遍路をする方にとって少しでも参考になるように節約術や準備した方がいい物などをまとめた記事を書いていきます。記事が上がりましたら、よかったら読んでいって下さい。

ご拝読ありがとうございました。

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