今回は歩き遍路に使うザックについて紹介していきたいと思います。
お遍路で使用するザックは普段の日常生活で使用するような物とは違います。
登山やハイキングなどに使用する専門の物になります。なぜなら、お遍路では長時間重い荷物を背負い歩き続けるからです。
値段もピンキリです。5、6千円の安い物もあれば2、3万もする物もあります。
基本的にザックの内容量が増えるにつれて、金額も高くなってきます。
なぜなら、荷物が増えるのでそれに応じた、軽減機能や耐久機能を上げないといけないからでです。
ですので、70Lともなると有名なメーカーですと3万円は必要となります。
有名な登山メーカーで言いますと・・・
『THE NORTH FACE』『OSPREY』『Millet』『GREGORY』『karrimor』『deuter』
などがあります。
購入する時のポイント
ザックを購入する時のポイントを3つピックアップしてみました。
①遍路形式に合った物を購入する
②ネットで購入する
③色が目立つ物を購入する
①遍路形式に合った物を購入する
歩きお遍路の中にも様々な歩き方があります。『宿を使って自炊なしのお遍路』『野宿をしながら自炊なしのお遍路』『野宿をしながら、自炊もするお遍路』など。
お遍路の仕方によって荷物が増えたり減ったりしてきますので、自分がするお遍路を考えながらザックを選びましょう。
②ネットで購入する
専門店などのお店で購入する場合、ネットで購入する値段より高くなってしまいます。
専門店では人件費やテナント料がかかっているのでネットの金額よりも4、5千円割高なのがざらにあります。
また、専門店に置いてあるものは色の種類やメーカーに限りがあるのであまりオススメしていません。
僕のオススメの買い方は専門店で検討しているザックや検討しているメーカーのザックを試しに背負ってみて、ネットで購入することをオススメしています。その方が出費をかなり抑えることができます。
③目立つ色の物を購入する。
個人的にですがザックの色は目立つ色を購入した方が良いです。
なぜかと言いますと、お遍路は道によっては歩道が狭いところや、トンネルなどの視界が暗いところを歩かないといけないからです。
歩き遍路で気を付けないといけないのが車です。車に自分の存在を早く気が付いてもらう為には目立つ色のザックを選ぶのが良いです。
実際に僕はお遍路をしていて車を運転している人に『お兄さんのリュックは派手で運転してて目に留まるから助かるわー』と言われました。
なので、お遍路のザックは明るい色の物を購入することをオススメします。
宿に泊まりながらお遍路をする場合
20L〜30L
旅館・ホテルを利用してお遍路をする場合、野宿や自炊をしないので荷物が少なくなります。
バックパックの大きさは20L〜30Lのサイズで十分です。
[deuter]アドベンチャーライト
deuterはブランド的にも知名度があり信頼できます。
特徴としては有名ブランドですが他のメーカーのザックより安価です。安価だから性能が劣るのかと言いますと、そんなことは全然ありません。
[deuter]アドベンチャーライトの良い事はコスパが良いことです。
安価のなのに、背中はメッシュ構造になっていて通気性が良いこと、腰で背負うことができるヒップベルトが装備されている。しかも本体の重量が620gと軽量なことです。十分な装備です。
また小型で軽量なザックなので普段の日常生活やちょっとした旅行にも使用できます。
少し残念なのは色の種類が少ないことが挙げられます。しかし、その点を含めてもコスパがいいのでオススメします。
[karrimor] ridge 30
karrimorは70年以上も歴史を持つ登山ブランドになります。僕が今回の四国お遍路で使うために購入したザックはkarrimorでした。特徴としては丈夫で多機能でオシャレに尽きます。(すみません!オシャレは個人的主観が入っているかもしれませんw)お遍路が終わってザックの清掃をしていて新しいポケットを発見したほどkarrimorはポケットが多いです。
今回紹介しているridge 30は機能的にお遍路に使うには機能を持て余してしまうかもしれません。
言ってしまえばridge30があればお遍路は心配ないです。
魅力的な機能としては色の種類が4種あること、小物入れがたくさんあること、疲労軽減のショルダーハーネス、トップハーネス、ヒップハーネスが備わっているからです。
しかし、欠点も少なからずあります。それは機能性が良い分金額と重量が上がることです。機能性が良いということは手が込んでいます。なので金額が先ほど紹介した『deuter』のザックの2倍はします。
なので、極力道具にはお金は掛けたくないと思われている方は難しいかもしれません。しかし、ridge 30はお遍路を終わった後も十分にアウトドアに使えるのでを登山やハイキングをされる方にはとても良い商品です。
野宿をしながらお遍路する場合
40L〜60L
野宿をしながらお遍路をする場合、寝袋やテントを入れる為に容量の大きいバックパックを準備しなければなりません。
寝袋だけで野宿をする場合のバックパックの容量は40L〜60Lのサイズで十分です。
[GREGORY]ZULU 40L
登山メイカーの中でも人気が高いGREGORY。お遍路をしていてよく見かけたブランドの1つです。今回はZULU 40Lをご紹介します。特徴としては背中にある高通気性フリーフローサスペンションです。
お遍路で悩ましいのが背中の蒸れです。重い荷物を背負って移動するので背中は汗まみれになります。そこで、通気性の悪いザックだと蒸れるし、中々汗で濡れた背中が乾きません。歩いていて背中が居心地が悪くストレスが溜まっていきます。しかし、GUREGORYはザックは他のメイカーと比べてみても通気性が優れています。汗をよくかく方や春、夏にお遍路に行かれる方はオススメです。
Mountaintop
今回のお遍路で意外と多く見かけたザックになります。特徴としては安いことです。有名メーカーならこのサイズになると2万は取ります。しかしこのメーカーは約半値の値段で購入できます。
かと言って製品の品質的に低いのかなっと思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。今回のお遍路だけ使えたら良いかなっと考えている方にオススメのザックです。
Mountaintopの特徴としてはザックの色がたくさんあることです。他のメーカーでは扱っていないようなピンク、紫、水色などカラフルな色のザックがあります。
60L 以上
寝袋とテントを使って野宿をする場合のバックパックの容量は60L以上のサイズになります。
また、自炊などもする場合はバーナーやコッヘルなども必要となってくるので容量の大きなザックになってきます。
karrimor
GREGORY BALTORO 75L
このサイズのザックを背負っていると周りから『荷物多いね』とか『デカいね』っと笑いながら言われるレベルです(笑)
僕はkarromorの赤色の75Lのザックを持っていきました。デカイし色でも目立つしお遍路をしていて、色々な人に『デカいね』って話しかけてもらえました。
70L以上だと十分に荷物を詰めます。
しかし、バックパックの大きさが大きくなる程、バックパックの重量が重くなるので大きければ良いと言うわけではありません。重量が増えるにつれて足への負担が大きくなります。
最後に
ザック選びは歩きお遍路の道具選びで1位2位を争うぐらい大事なことです。なので、よく考えて購入しましょう。
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