今回はタイトルにもあるように大学生の方に向けての記事になります。
『今大学生だけど声優になるには具体的にどうすればいいの?』『とりあえず養成所に行けばいいの?』のような
『今大学生だけど声優になるには具体的にどうすればいいの?』『とりあえず養成所に行けばいいの?』『近くに養成所がないんですけど』のような問題に対してヒントや参考になれば良いなと思います。
大学生の声優の目指し方を4つピックアップして、それぞれのメリット・デメリット・筆者のコメントも交えながら紹介して行きたいと思います。
大学生の目指し方4選
①大学に通いながら養成所に行く
②大学の演劇部に入る
③社会人劇団に参加する
④バイト・大学・資格の勉強に集中する
大学に通いながら養成所に行く
大学に通いながら養成所で声優の勉強をする方法になります。今すぐ声優の勉強がしたい!若いうちに声優デビューしたい!人向けの方法になります。今活躍されている有名声優さんの中にも、大学在学中に養成所に通ったり、在学中に声優デビューされた方もいます。
メリット
・時間を有効に使える
大学生活と同時に養成所に通うことで、大学の4年間を無駄なく使うことができます。また、大学を卒業して養成所に行く人、社会人になって養成所に行く人に大きな差をつけることができます。
・在学中に仕事が入る可能性がある
実力・運が重なれば大学在学中にガヤへの参加や、声優デビューが叶うかもしれません。しかし、在学中にガヤに参加できたり、声優デビューできる人は限られます。
デメリット
・学業との両立が難しい
大学の勉強、養成所の勉強の両方を両立しなければいけません。また大学1・2年生は大学に慣れていないことや、必修科目など単位を取るのに忙しいです。
また学部や学科によって忙しさは変わってきます。理系の学部は卒業になるにつれ、卒論のための実験が多くなるので両立が難しいと思います。しかし、文系の学部は実験はなく、個人のペース進めることができるので理系より両立は可能です。
・お金の負担が大きい
大学の学費を払い、養成所の学費を払うのは、かなり負担が大きいです。まとまったお金がないと無理です。また、私立大学の場合は学費が年間110〜130万は必要となります。ですので、大学と養成所の学費を払うとなると年間150万〜170万は必要となってきます。
大学に通いながら養成所に通う方法は、東京・大阪など都市部の大学に通う人に限られます。地方の大学の場合はオンラインレッスンでは無い限り厳しいです。また、学生の本分は勉強であることや、年間莫大な学費を大学に払っているので、しっかり元が取れるように大学での勉強を優先した方が個人的にいいと思います。
大学の演劇部に入る
大学の演劇サークルに入って芝居をする方法になります。声優養成所・専門学校には演劇のカリキュラムが組み込まれている所が多いです。また講師陣も舞台出身の方が多いので、演劇サークルに入って舞台の仕組み、道具の名前、専門用語を学び、芝居に触れるのも1つの手です。
メリット
・体を使って芝居ができ、お金をかけずに芝居ができる環境に身を置ける
大学に所属している部活なので公演費などの費用は部費から落ちます。養成所のように学費を払って、教えをこう訳ではないのでお金は基本かかりません。
・友達・知り合いができる
演劇部の知り合いやOB、OGの方と知り合いになれます。芝居をやっていると知り合いは多いに越したことはありません。チケットノルマや劇団を立ち上げる際にも大きな力になります。また、知り合いをツテに公演に参加することもできます。
デメリット
・部内のいざこざに巻きこまれる可能性がある
部内のいざこざに巻き込まれる可能性があります。みんな真面目で同じ目線の人達であればいざこざは、さほど起こりませんが大抵のサークルは、方向性の違い、お金関係、恋愛関係でいざこざが絶対起こります。休部や廃部まで追い込まれた大学の演劇サークルもあります。
・みんな素人
素人であればあるほどマウントの取り合いが起こります。井の中の蛙大海を知らず状態です。素人の場合ですと自分の芝居が正しいと考える人が多いので自分の価値観の押し付けが多いです。また少し芝居が上手い人や芝居経験者の発言が何かと通りやすくなるので自分の芝居ができないこともあります。
・サークルの芝居の癖がついてしまう。
サークルだけに限られた訳ではありませんが、その劇団の芝居癖がついてしまいます。大学を卒業して声優養成所・専門学校に入った際、修正しないといけないかもしれません。
社会人演劇に参加する
大学に通い社会人劇団に参加する方法になります。大学の演劇サークルと違うのは拠点とする施設があるかだと思います。社会人劇団にも公演や稽古をする施設を備えている所もありますが、ほとんどの場合、公共施設などを利用して公演や稽古をする社会人劇団が多いです。また社会人劇団の場合、劇団費やチケットノルマも出てきます。
メリット
・社会人との繋がりができる
社会人劇団は様々な職種の人達が集まります。また学生とは違う価値観を持って芝居をされるので良い刺激になります。
・プロとアマチュアの間の人が集まりやすい
社会人劇団は社会人になっても芝居がやりたい人達の集まりなので、大学の演劇部より経験値、意識が高いです。なので社会人劇団はプロとアマチュアの間のレベルの人達が多いです。
デメリット
・公演や劇団が空中分解しやすい
普段仕事をしている社会人が集まって芝居を作っていくので、仕事の都合によって公演中止や劇団解散が多々起きます。
・その劇団の芝居をやらなければいけない
社会人劇団には劇団をまとめる主宰、演出家のがいます。また劇団には芝居の方向性があるので劇団に合った芝居を心がけないといけません。
バイト・大学・資格の勉強に集中する
劇団、養成所には通わずバイト・大学や資格の勉強に力を入れる方法になります。声優の本格的な訓練は大学を卒業してからになります。先に述べた①〜③の方法に比べると技術的な面は遅れを取りますが、その代わり大学での知識、資格取得やバイトで稼いだお金を卒業後の養成所、専門学校での学費に使えます。
メリット
・卒業後の資金が貯まる
バイトをすることによって卒業後の資金が貯まります。
また、大学中に声優以外のやりたいことが出来た場合でもバイトで貯めたお金があれば、やりたい事にお金を使うことが出来ます。
・大学の勉強に専念できる
学生である以上、学生の本分は勉強です。
大学で学んでことが社会に出て役立つ事もあります、また私立大学の場合年間授業料は100万以上なので学費を無駄には出来ません。
・資格取得に専念できる
大学在学中に資格を取ることによって
もし声優になれなかった場合でも潰しが効きます。
デメリット
・芝居経験が少ない
先に説明した方法に比べると芝居の経験が少ないです。
なので、大学を卒業して養成所・専門学校に入った場合、芝居経験者に比べほんの少し差が開いています。
・精神的に焦りが出る
①〜③の方法と比べると芝居の経験がないので、早く声優にないたい気持ちが大きい人は精神的に焦りが多いと思います。
個人的な感想
私としては現在大学生の方、これから大学生になる方は人生を悪い捉え方で焦ってもらいたく無いです。芝居をするならもっと長い期間で考えた方がいいのかなと私は思います。まだ声優になっていない私が語るのもアレですが(笑)
今活躍されている声優さんは20代~30代の方が多いと思います。それは世間の需要と供給の影響でメディアに多く取り沙汰されているからだと思います。
しかし、重要なのはいつまで長く声優の仕事を続けて行けるかどうかだと私は思います。その為には、知識の豊富さや情報を多角的に分析するする能力が大きな力になってきます。
大学では勉強や色々な事へ挑戦して欲しいです。そして、様々な人達と出会い、色んな経験をして自分の視野や価値観を広げて欲しいです。まだまだ未熟な私が偉そうにこんなこと言ってしまい本当にすいません(汗)
1番大切なのは、情報を分析、必要ない情報は捨て、必要な情報は自分の中に吸収して、自分の頭で考えて、計画立てて行動することだと思います。
この記事が少しでも皆さんの必要な情報になれたら嬉しいです。必要ないならパッパッと捨てちゃってください(笑)
以上、拝読ありがとうございました。
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