声優になりたいと思ったきっかけは何ですか?
私は友達に勧められて観た、声優の杉田智一さんの出演している「涼宮ハルヒの憂鬱」がきっかけでした。作中の杉田智和さんのキャラクターとしてのナレーションとセリフの使い分けにびっくりして声だけで表現する凄さ、仕事を知り、自分もやってみたいなっと思ったのが始まりでした。
それはさておき!では、どうすれば声優になれるのでしょうか?
体力作り?滑舌練習?読書?アニメ・洋画にアテレコ?
それも大いに必要かと思いますが、まずは自分の入りたい専門学校、養成所を決めなければなりません!
全ての声優が!とは言いませんが、ほぼ全ての声優が専門学校、養成所でお芝居の勉強をして声優になられています。
養成所、専門学校どっちに通えばいいの?
結果から言いますと、人によって経験値、目標、性格が違うのではっきり言えません!お芝居初心者の人もいれば、経験者の人もいれば、少しだけ声優に興味があるだけの人もいれば十人十色です。
今回は声優専門学校・養成所の違い、メリット・デメリットについて話していきたいと思います。
声優専門学校とは
声優専門学校とは
公的機関から設置認可をもらい運営している声優専門の専門学校になります。また公的機関から認可を受けていない無認可の専門学校もあります。認可されている学校と無認可の学校の違いは、授業時間、修学年数、施設の関係と色々と違いがあるのですが・・・
めちゃくちゃ簡単に言うと「履歴書に学歴として、書けるか・書けない」の差です。
認可されている学校を卒業した場合は履歴書の学歴に学校を書けることができます。ですが、無認可の学校を卒業した場合は履歴に学歴として書けません。
ですので、履歴書の学歴にどうしても学校を書きたい!という方は自分が入る専門学校は認可されているのか、どうかを調べて入学をした方がいいと思います。
専門学校で有名なところで言いますと、東京・大阪アニメーションカレッジ専門学校、ESPアニメーション声優専門学校、東京アナウンス学院などがあります。
多くの専門学校は都市に集中しています。ですが、ヒューマンアカデミー、代々木アニメメーション学院、インターナショナル・メディア学院など地方にも展開している専門学校がありますので、地方の方でも通えることができます。
専門学校には声優科の他にも様々なコースがあります。アニソンアーティストコース、YouTuberコース、2.5次元演劇コース、アニメーターコース、ゲームプログラミングコースなど、専門学校にもよりますが、声優を目指す人以外にも様々な人が集まります。また学校によっては文化祭などの専門学校の催しもあるので、声優科以外の人とも関わることが多いです。
専門学校に通われる場合、通う人の条件や学校にもよりますが奨学金制度も使えます。学費を払うことが難しい方でも、奨学金制度を利用して学校に通えることもできます。また、専門学校によってはその専門学校独自の奨学金制度を設けている学校もあります。
専門学校の特徴
・専門学校は学費が高い
養成所が年間授業料の相場が大体30万~50万に対して、専門学校は大体100万~150万になります。
理由として、専門学校は全日程制なので授業日数、授業時間が多いからです。養成所が週1日、2日の授業日数に対して、専門学校は週5日の学校がほとんどです。なので、学校に通いながら、会社に勤めながらの方は専門学校に通うのは難しいかもしれません。
ですが、専門学校によっては週1日~2日の夜間コースなどもあるので、週5が難しい方は夜間コースも考えてみるのもいいかもしれません。
専門学校はカリキュラムも幅広く、声以外で表現する授業も組み込まれています。学校によっては日本舞踊、声楽、殺陣、空手、落語、漫才などを盛り込んだ学校もあります。
なので、演技初心者の方でも週5日の授業ですので基礎からみっちり学べます。
・学校設備が整備されている
校内に学生にレッスン場を無料開放している学校もあり、空いた時間などはレッスン場を借りて自主練習ができます。ですが、現在コロナ禍で現在解放されているかは分かりません。その辺りの情報は直接専門学校の専用窓口に連絡して確認しましょう。
また学生寮がある専門学校もいくつかあります。学校を卒業していきなり上京して一人生活をする人にとっては学生寮があると安心できると思います。
声優専門学校のメリット・デメリット
メリット
①全日程制で初心者でも基礎からしっかり学べる
②学校設備が整っている
③認可されている学校の場合、履歴書に学歴として書ける
デメリット
①学費が高い
②学校や仕事をしながら両立するのが難しい
③学歴が社会に出てもいまいち役に立たない
声優養成所とは
養成所は事務所、プロダクションが直接運営している施設になります。有名なところで言いますと、日本ナレーション演技研究所、シグマセブン声優養成所青二塾、81プロデュースなどが有名です。
養成所は専門学校とは違って様々な学科はありません。養成所は現場で即戦力になる人材を短時間で育成する。お芝居や現場に特化した施設になります。
なので、専門学校と違い時間をかけて幅広くと言う訳ではありません。授業日数も専門学校に比べ少ないでので、基礎からじっくり時間をかけて学びたい人は向いていないかもしれません。
ですが、授業日数が少ない分、高校・大学に通いながら、働きながら養成所に通えることができます。
養成所の特徴
・学費が安い
青二塾、81プロデュースなどは授業日数やカリキュラムが多いので専門学校並みに学費が高いですが、その他の養成所は専門学校より学費が格段に安いです。学費が安いところで有名なのが、日本ナレーション演技研究所、俳協ボイスなどです。
・チャンスが多い
事務所やプロダクションが直接運営しているので提携事務所、プロダクションへの所属のチャンスが専門学校に比べて多いです。
事務所は新しいタレントや即戦力になるタレントを探しています。なので事務所のマネージャーや現場関係者は運営している養成所へ多く出入りしています。実力があれば在学中にガヤなどにも参加できたり、オーディションを勝ち取りアフレコに参加することもできるそうです。
しかし、養成所で行われる事務所入所オーディションは、その養成所の連携事務所、プロダクションになりますので、自分が入りたい事務所が決まっている場合は事務所が運営している養成所に入所するが良いでしょう。
・入所試験がある
養成所は専門学校と違い入所試験があります。専門学校の場合だとAO試験や入学申請をするだけで入れます。養成所ごとに違いはありますが筆記試験、実技試験、面接などがあります。
また、養成所によっては入所オーディションで特待生制度があり学費が免除される養成所があります。狭き門ですが挑戦しなければ受かりもしないので、入りたい養成所に特待生制度があるなら挑戦するべきです。
また、養成所によっては倍率がかなり高いところもあります。有名な所で言いますと、青二塾、81プロデュースなどです。やはり実績があり、知名度がある大手の養成事務所は倍率が高いです。
・設備が整っていない
養成所は学費が低い代わりに専門学校に比べると設備が整っていません。また養成所の規模によって整備の差は出てきます。
私も養成所の体験レッスンや見学に色々と参加してみましたが、大手の養成所はやはり稽古場など設備はしっかりしていましたが、学費が格段に安く小さくてあまり知名度がない養成所は稽古場が整備されてなく本当に大丈夫かな?ていう建物でした。ですので、専門学校、養成所を迷っている方は色んな専門学校、養成所の体験レッスンや見学に参加した方が絶対にいいです。パンプレットだけではその学校の事は分かりません。自分の目で見るのが一番だと思います。
声優養成所のメリット・デメリット
メリット
①学費が安い
②現場関係者の出入りが多いのでチャンスが多い
③学校に通いながら、働きながら学べる
デメリット
①授業日数、時間が少ない
②学歴が残らない
③養成所の規模によって、施設に差がある
個人的な感想
専門学校や養成所の選び方は無数にあって自分にピッタリの所を考えて探していくのが良いと思います。パッパッと決めるのもある意味、時間削減の一つの手ですが(汗)
大切なのは現状の自分を分析して将来の目標を計画立てて行動に移すことです!
ご拝読ありがとうございました!
コメント